冬を控えたこの季節、凍結した道路での転倒を心配された年配の方から「通院保障」の相談が多く寄せられます。
今回はその中でも、見落としやすいポイントをピックアップしてご紹介いたします。
■そもそも通院保障特約ってどんなもの?
一般的な医療保険は入院により日額や一時金が支払われますが、逆に入院を伴わないものに関しては保障されません。
入院を伴わないものの代表的な例としては「骨折」があります。
一般に骨折は「通院」での治療となるため、入院をしない場合、入院給付金は受け取れません。
それをカバーするのが「通院保障」となります。
しかし、通院保障でも注意が必要なことが。
それは「病気が原因のケガでも保障してくれるのか」ということです。
■「通院保障」の落とし穴…「病気が原因のケガ」とは
「病気が原因のケガ」と聞いてピンとくる方は少ないのではないでしょうか?
代表的な所では「骨粗しょう症」があげられます。
ご存知の通り、骨密度が低下し、少しの衝撃でも骨折しやすくなる病気です。
実は、「骨粗しょう症」を患っていた場合の骨折では、通院保険金が支払われない可能性があります。
それは「病気を原因としたケガ」とみなされるためです。
■「病気が原因のケガ」で通院の保険金が下りない理由
一般に保険金の支払対象となるのは「不慮の事故」によるものです。
つまりもともと「病気」は支払い要件にはなっていない場合があるのです。
先述の例のように、骨粗しょう症により骨密度が低下した状態でせき込んで骨にひびが入ってしまった、といった場合も、不慮の事故ではないため、通院保障が受けられないということになります。
■あなたの保険は大丈夫?「通院保障」は若いうちから備えを!
同じ「通院保障」でも、商品によっては保険金が全く支払われないといったこともあるため、現在ご加入している保険の内容を今一度しっかりと確認していただくことが重要です。
そして、今から加入を検討されている方は、加入時の年齢にも注意が必要です。
一般に年齢を重ねるほど、通院を伴う怪我(骨折)のリスクは高まります。そこで保険会社は商品ごとに加入年齢に制限を設けています。
中にはケガによる通院の特約加入年齢の上限を49歳までとしているところもあります。
言い換えれば、それだけ保険の需要が高いということでもあります。
「今はまだ若いから…」そう思っていても、誰しも必ず年を取り、病気のリスクが高まる可能性があります。
ご自身の将来のために、少しでも加入できる可能性が高い「今」、しっかり備えをしておきましょう!
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