万が一、がんになってしまったら…
より有効な治療が選択できるなら、治る確率が少しでも高くなるなら、副作用が少しでも少なくなるなら、より有効な治療を受けたいですよね。

■日本でのがん治療薬の基本
一部例外はあるものの、日本では胃がんには胃がんの薬、肺がんは肺がんの薬の使用が義務付けられています。
ところが、遺伝子解析の結果、胃がんの患者でも肺がんの治療薬の方が有効である場合もあるのです。
このように、がん組織の遺伝子変異に基づいて薬剤を選択する方法を「ゲノム医療」といいます。

■患者個人に合わせたゲノム医療の進化
がんは遺伝子に傷がついて変異することが原因。
近年の遺伝子解析技術の進歩によって、遺伝子変異を網羅的に調べることができるようになり、その結果、適切に作用する薬剤の選択肢が増えています。
ひとりひとりに適した治療を行うことができるので、副作用が少なく、かつ効果的な治療が可能になってきているのです。

■自由診療で高額になる問題が…
日本では、国のガイドラインに則った治療法でない場合や、先進医療にも該当しない場合は自由診療となります。
自由診療により治療の可能性は拡がりますが、医療費が全額自己負担となる点は考慮しなくてはなりません。
場合によっては数百万円～数千万円かかることも…

■新しいがん治療に合わせた特約が登場しています
せっかく治る見込みが高いのに、高額な費用が支払えず、望む治療が受けられない…
そんなことが起こらないよう、がん保険では現在、通算1億円を限度に給付金を受け取れる特約が誕生しています。
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